世界が認めた台湾のウイスキーKAVALAN(カバラン)の味、飲み方の紹介

ウイスキーの紹介

カバラン(LAVALAN)は台湾北東部にある宜蘭(ギラン)で蒸留されているウイスキーです。

「えっ台湾?」と思われる方も多いと思います。私もその一人でした。

2010年にスコットランドでブラインドテイスティング(名前を伏せて味見をする)イベントが開催されました。

そのイベントであらゆる賞を総なめにしたのが無名だったカバランでした。

それからカバランを一気に注目を集め今や5大ウイスキーの1つにも君臨する蒸留所となりました。

TWCSでも上位にいる常連のシングルモルトウイスキーとなっています。

ウイスキー作りには不利な環境

ウイスキー作りは歴史的に寒い地域で行われてきたため、熟成には寒さが必要だと考えられており台湾のように温暖な気候はウイスキー作りに適していないとされていました。

そこでカバランはウイスキー界のパイオニアであるジム・スワンを頼り、温暖な気候でもウイスキーを作る手段をお互いに考案し学ぶことにしました。

そこで出てきた答えはこちら。

  • 温暖な気候で短気熟成する
  • 小さな樽を利用してより個性の強いウイスキーを作る

温暖な気候では熟成は急速に進むことを発見し、カバランはその優位性を活かして短気熟成でもまるで10年以上熟成させたような芳醇でまろやかな味わいのあるウイスキーを作ることに成功しました。

しかし、これにはデメリットもあり、ウイスキーは熟成の過程で自然に蒸発していくエンジェルズシェア(天使の分け前)が年間3%〜5%ほど自然に失われてゆきます。

KAVALANのような温暖な気候ではエンジェルズシェアが15%〜20%にもなる事や、最適なタイミングを逃すと逆に個性が強くなりすぎるデメリットがありました。

そこでKAVALANはコンピュータと職人で最適な熟成期間を見極めているようです。

その味は圧倒的にトロピカル

カバランを飲めば誰もが「トロピカル」という表現を使うでしょう。

ウイスキーは熟成に風土が含まれると言われますが、これほど風土を体現したウイスキーはないのではないでしょうか。

トロピカルの後には、バーボン樽特有のバニラ、はちみつなどのフローラルさも感じることができます。

台湾産のウイスキーと言わなければ「スコットランドのスペイサイドのウイスキーですね」と間違うほどです。

カバランの種類

カバランには主に4つのシリーズがあります。

  • ディスティラリーセレクトシリーズ(4500円)
    • リフィル樽
  • コンサートマスターシリーズ(9500円)
  • カバランシリーズ(1.1万〜1.7万)
  • ソリストシリーズ(1.9万〜)
    • シングルカスク、カスクストレングス

ディスティラリーセレクトシリーズ

カバランはやや高価格帯のシリーズが多かったのですが、ディスティラリーセレクトシリーズのリリースから手にしやすくなりました。

リフィル樽は既に樽の個性が出てしまっているので、味付けとしての効果は薄いとされていましたがカバランの温暖な気候での短期熟成でリフィル樽でもカバランの味わいは失われる事無く味わい深いウイスキーとなっています。

No1は濃厚なフルーティが前面にでており、バニラ、チョコと広がります。ウイスキーが苦手な女性にもおすすめな1本です。

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No2はNo1と比べてフルーティはやや抑えめながらもしっかり感じることができ、ウッディ(木)、ややスパイシー、スモーキーな味わいが広がります。

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コンサートマスターシリーズ

コンサートマスターシリーズは最終熟成のみポート樽かシェリー樽を利用しています。

ポートフィニッシュはやや酸味のある果実、バニラ、ややオイリーで最後にフルーティなコクを感じることができます。

シェリーフィニッシュはバニラ、タフィー、キャラメル、など複雑な味わいが続き、最後にフルーティを感じることができます。

まとめ

KAVALANはもうすでに世界を代表するウイスキーと言っても過言ではありません。

台湾とほど近い沖縄や石垣島でも似たような温暖な環境なので是非、ウイスキー作りに挑戦していただきたいなと思いました。

実は、コロナ前に宜蘭にカバランの蒸留所を見学に行く計画を立てた事があるのですが、それはもう観光客としては秘境の秘境で車がないととてもじゃないですが行けないところで諦めました。