【シェリー樽入門】グレンドロナックの味わい、飲み方を紹介

ウイスキーの紹介

シェリー樽入門として人気のあるグレンドロナックを紹介したいと思います。

Glendronach(グレンドロナック)はゲール語「ブラックベリーの谷」という意味で、その名の通りラベルもウイスキーの色もベリーのように濃い赤色でまるで赤ワインのような色をしています。

目次

グレンドロナックの味わい、飲み方

種類シングルモルト
原産国スコットランド ハイランド
赤茶色
香りレーズン、バニラ
味わいシェリー樽特有のレーズン、ドライフルーツ、ややスパイシー
フィニッシュややスパイシーな感じが続く
度数43度
容量700ml
価格5000円台
グレンドロナックのテイスティングノート
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グレンドロナック
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ストレート

グレンドロナックのシェリー樽を最も感じるのがストレートでしょう。

色ほどドッシリしたシェリー樽感はなく、ミドルボディでやや辛みのある味わいですが、タンニンや硫黄などは殆ど無く高品質な樽を使っていることを伺えます。

ロック

グレンドロナックの本領を発揮するのはロックでしょう。

シェリーの甘さがより力強く感じ、レーズン、ビターをしっかり味わえます。

デザートにぴったりな飲み方でしょう。

グレンドロナックをもっと知る

グレンドロナックはスペイサイドの東にあるデヴェロン川から、さらに東に向かうと牧場、丘陵に囲まれた田舎風情あふれる場所に蒸留所があります。

スペイサイドハイランドのちょうど間にあり、スペイサイドモルトやハイランドモルトの両方で紹介される事もあります。

グレンドロナックの特徴

グレンドロナックは12年、15年、18年をスタンダードボトルとして販売しています。

シェリー樽に強いこだわりがあり、アンダルシア産の最高級スペイン産ペドロヒメネスとオロロソシェリー樽で熟成しており、非常に質の高いシェリー樽のみを利用し、世界中から高い評価を得ているウイスキーの1つです。

2006年にグレンリベット、シーバスリーガルを所有しているペルノ・リカールが買収し、バーボン樽熟成へと変わりグレンドロナックファンから大きな批判を受け、2008年にはベンリアックに買収されます。

その後は、シェリー樽熟成に戻り世界中のグレンドロナックファンが再燃し、現代でもシェリー樽好きからは強く支持されているウイスキーです。

グレンドロナック蒸留所の歴史

1826年にJames Allardice(ジェームズ・アラーダイス)達がグレンドロナックを設立しました。

しかし、1837年に火事により全壊しグレンドロナックは倒産することになります。

しかし、Water Scott(ウォーター・スコット)が買収し再建するに至り、1887年にJohn Somerville & Co.へと譲渡されました。

1920年にはグレンフィディック創設者の息子であるチャールズ・グラントが買収し生産を再開させました。

さらにブレンデッドウイスキーのティーチャーズの創設者であるWilliam Teacher & Sonsが買収しティーチャーズのブレンドに利用されていました。

40年間生産が続けられ非常に高い評価を受け蒸留所も拡大していたものの、1991年には操業を停止します。

幸いなことに、2002年に生産が再開され、最近では2008年にベンリアック社に買収された後、現在はジャックダニエルを所有するアメリカのブラウンフォーマン社がオーナとなっています。

オーナーが次々と代わり、一度は個性を失った蒸留所でした、現在は新しい経営陣のもと、グレンドロナックは力強く成長し続けている蒸留所です。

まとめ

グレンドロナックは比較的入手しやすく、バーなどでもウイスキー入門の方におすすめされるウイスキーです。

ドッシリとしたシェリー感はありませんが、十分シェリーの美味しさを感じ取れると思います。

グレンドロナックからシェリー樽へのステップアップして15年、17年と熟年数をあげていくのも楽しめると思います。